2018年11月24日土曜日

アイシテイマス




2018年5月のウエサク満月より仕込んだ
藍甕。
翌月の満月に見事に藍が建った。
夢中になって染めに向き合った夏、見えないメッセージが
風が運び、お祖父さまが元紺屋さんだったと言う方から
依頼が入った。
本当にそれを望んでおられて、お日様、甕と相談しながらの染めの
日々を気長に待ってくださった。
3年ほど前に訪れた際に持ち帰った
ベトナムはサパと言う村で手紡ぎ手織りのヘンプ生地。
精錬を繰り返して、下染めを重ねる。
10回程重ねた。
求める人の想いに応えるように藍は反応した。
それを間近で見せていただいた
夏の日。

丁寧に記念撮影して送ってきていただいた
1枚にも真ん丸お月さまが上がっていた。