2022年7月6日水曜日

梅の木の救出?!



(移植前の梅の木へお清めから)


 近くにある、小中学校が廃校で取り壊しが進められようとしている。

中でも、グラウンドにある樹々の伐採も同時に予定されていると聞き、

お散歩でいつもご挨拶してきた梅の木が、その現実を知ってか知らずか

いつもよりたわわに実をつけていた。

梅農家としては、いたたまれず、関係者に相談をしたところ

自費で移植される分には管理に問題はないとのこと。

移植ともなれば、重機で大掛かりな移植になりそうで、迷いながらも

思い切って造園会社さんへ委託して、梅茶翁の耕作放棄地を開墾した場所へ

移植していただいた。

梅の木も新たな場所を気に入ってくれることを願うばかりだ。

しばらくの間は、数十リットルのお水を与えてあげてくださいとのことで

今年の日照りではなかなか雨も降らず、様子を見ては水をあげている。

そんな梅の木から収穫して、仕込んだ梅シロップが今、樽の中でゆっくりと梅エキスを

抽出し熟成してきている。

近日、初めてになるクラウドファンディングを準備中としている。

無事、立ち上げの際にはぜひご協力お願いいたします。


#瑞穂小中学校

#梅の木移植

#梅茶翁

#新しい土地へ生きてください

2022年1月14日金曜日

みんなで作ろう!メイスンリーヒーター(ペチカ)プロフェッショナルワークショップ完結編!

 








【蓄熱型ストーブ メイスンリーヒーター(ペチカ)製作ワークショップ開催します!】



〜What is a masonry heater〜


今回のワークショップでは、メイスンリーヒーター(ペチカ)を実際に組み立て

完成までを目指す本格的実践ワークショップとなります。


「メイスンリーヒーターってなあに?!」と言う方も多いかもしれません。

簡単に言うと、燃やした燃料のエネルギー(熱)を本体のレンガ部分に蓄熱して長時間かけてゆっくり熱を効率よく放出していく蓄熱型のストーブです。

常に薪を焚べ続けなくても暖かく、

蓄熱時間が長いので、薪が燃え尽きた後に、あれ?なんだか寒くなってる?

と言ったことがないんです。

むしろ、その後にずっと温かい熱が放射し続けてくれるので、火の心配をしなくて良いため、自由な時間が増えるのです。

冬の朝、まだ火がついていないのに前夜の放熱の影響で空間がほんのり暖かいのは

とても心地よく豊かな朝が始まります。

今回は、メイスンリーヒーター本体はもちろん、ヒーテッドベンチと言う座面が暖かなオンドルの様な機能、オーブン機能などの製作も予定しています。


今回、メイソンリーヒーターを制作する現場と言う機会が少ない中、

本格的な製作を遠回りせずに、しっかりと実践を通して学べる貴重な機会になると思います。




ぜひ、これまでそしてこれから、気になっていたけれど一歩踏み出せなかった方も

また周りに必要を感じらる方が居られましたら、この情報をお届けしてください。




特徴は、

・蓄熱性

・圧倒的な熱効率

・完全燃焼(環境を汚染しずらい)

・表面温度が触れてもやけどをしない(ドア自体やその周りは触れられない温度です)

・燃費性(一度に短時間で完全燃焼、環境汚染が極めて少ない、薪の消費量も抑えられる)

・1日に1〜2回の火入れでOK (ずっと薪を入れ続けていなくて良い)

・火が燃え尽きてから18時間〜24時間かけてゆっくり熱を放出

・遠赤外線効果で、室内全体、体内の芯から温まり「温泉」の様な効果も感じられる。

・ヒーテッドベンチなどのオンドルやオーブン機能、保温機能などが同時に利用できる。


そんな快適な暖を暮らしの中で体感したい、そしてもっと日本でも作れる人々が

誕生してほしいと言う想いで、今回の製作ワークショップを企画しました。


『煙突はエンジン!薪はガソリン!』

そう、ヒーターを設置するのに先ずはじめに見出していくのが要となる

ヒーターのエンジン的役割をする最も大切な「煙突」。

煙突の場所の効率的な決め方、そして角度や長さ、断熱と言った基本的な事はもちろん

今回は、茅葺屋根と言った特殊な屋根にどうやって対応していくか、、、と言った事も

今回の重要な部分となりました。

その疑問への解決策、工夫も合わせて共有して行けたらと思います。



〜ビルダーのご紹介〜


世界でのメイスンリーヒーターの本格的な製作の実践を重ねてこられ、

また、国内でのヒーター設計、デザイン、製作の経験、知識も豊富で

今回の現場検証でもあらゆる角度から、検討していただきました。


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ピークホームビルダーズ

代表 吉水章彦


(ピークホームビルダーHP)

https://www.peakhomebuilders.com/untitled-cliq


■代表者経歴: 1965 東京生まれ。 '88法政大学工学部機械工学科卒業後、印刷機械メーカーで機構設計を勤める。 カナダ・ブリティッシュコロンビア州に渡り、バンクーバーのFiscus HomesでJim Johnston氏のもとツーバイフォー建築を学ぶ。 いち早くカナダの住宅省エネ基準、R2000を日本へ導入。以後、建材の直輸入をしながら、省エネルギー性能の高く、健康的な住宅の建築を進める。 

'13より米国Masonry Heater Association of North America のメンバーとなり、メイスンリーヒーター、オーブンの研究、日本への普及活動をはじめる。


アメリカに拠点があるNPO団体、Masonry Heater Association of North America のメンバーとして、研究を重ねて性能を極めた技術と知識を日本へ導入しています。 アメリカの技術研修への参加、また、技術者を日本へ招待することも毎年積極的に行っています。この協会では、長年にわたり膨大な数の燃焼試験を繰り返して、それらデーターを設計にフィードバックしてきました。 

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《募集要項》


◆日時 内容

2022年

・①3月26日〜30日

座学

ヒーターコア部分、赤レンガ積みはじめ部分

*できるだけDIY経験者。サンダーなど特殊道具などを扱います。

定員5名

(最小催行人数 3名 満たない場合は延期または中止となります)


3月31日は作業予備日として

作業が予定通りならばお休みとなります。



・②4月1日〜4月5日

座学

ヒーテッドベンチ(オンドル)、煙道部分、フェーシング(赤レンガを積む作業メイン)

*初心者の方のご参加可能

定員10名

(最小催行人数 4名 満たない場合は延期または中止となります)


各日 座学8時15分〜

実習9時半〜17時(お昼休憩有り)


◆会場

石川県鳳珠郡能登町

(お申し込み完了後、詳しくお伝えします)


◆交通手段

参加はお車で来られるのを基本とします。

会場は、どちらも公共交通が不便なところになります。(飛行機の場合は能登里山空港から乗り合いタクシーで20分〜25分、電車は最終着駅(能登鉄道 穴水駅)よりバスまたはタクシー25分)

金沢駅〜車で1時間50分




◆持ち物

・作業着(汚れてもいい服)

・手袋 革手袋もしくは軍手、肌荒する人にはゴム手袋数セット

・イヤーマフ

・長靴、より防水靴がベター

・出来れば安全靴

・建築用シャープペンシルの赤

・巻尺


◆気候

3月末〜4月頭の気候は、少しまだ肌寒い日もあり

上着など重ね着で調整できるようにしているのをおすすめします。



◆講師 吉水章彦



◆参加費用

①1万円/日

(ヒーターコア部分 座学、実技(全日参加者優先募集。単発のみ参加の方はご相談くださいオンラインと併用も可)

定員5名 

(連続しての学びが全体が見え、確実にスキルアップにつながります。)

ご家族参加の場合、お一人8000円/日




②6000円/日(煙道、ヒーテッドベンチオンドル部分 座学、実技 

※全日参加の場合5000円/日

※家族共同参加の場合 お一人5000円/日

定員10名 単発参加OK  


◉①②通しで参加の場合

68000円


◯全日 昼食付

(ご希望により、朝の軽食ご用意出来ます。)

※天然水、お茶はご自由にどうぞ

カフェ内のその他ドリンクもご用意出来ます。


その他、近隣には小さな商店、

スーパー、コンビニ、お寿司屋さん、定食屋さん、

パン屋さんは車で10分〜20分程のところにあります。



温泉施設は車で7.8分にあります。


◎宿泊ご希望の方は、近くの民宿、ゲストハウスなどをご紹介できますのでご相談ください。(*近くにテントサウナ併設の素敵なゲストハウスも有ります。その際はお早めにお申し出ください)


ワークショップで人気のお料理は、

できるだけ自然栽培や野生のものを使用しています。

調味料等も自家製または、安心できる素材を心がけています。

季節に応じた調理法や、食材などで日々のコンディションを整えるように

ご提供しています。



《参加申し込み》

参加希望の枠(①、②、または、②の場合は参加可能日)

お名前、ご住所、お電話番号、年齢、性別、

メールアドレス、宿泊の有無

以上を明記の上、お申し込みください。

 

*締切は3月10日(定員となった場合は早めの締め切りとなります。)



masonryheater.noto@gmail.com    

08067733923(担当ヤマシロ)まで、


*オンライン参加も合わせて募集します詳細は後日


2021年12月24日金曜日

杉田梅5年生

 雪を目前に、海側の梅林へ剪定入り。

杉田、鶯宿、白加賀をメインに植樹してある。

梅茶翁の里山梅林は、毎年剪定するものの、

海側の剪定にまで手が回らずはじめての剪定となった。

伸び放題!

慌てて、できる限りの剪定と、あらたに植樹。

来年は杉田梅も実をつけてくれる事を祈って。




2021年12月21日火曜日

足踏み脱穀

 12月21日

明日はいよいよ冬至と言う今日、

ようやく乾かしていた稲を脱穀にかけた。

はじめて使う足踏み脱穀機。

手ほどきなんてないままに、一人でドキドキしながら

動かしてみる、、、。

クルクル回る回転に稲藁を当てると

見事に藁から外れて行くのがなんとも爽快。


しばらくすると、近くに移住されて来られた

ファミリーが体験&お手伝いに。

みんな初めての体験に工夫と笑顔にあふれた

ひとときとなった。

実が入っているもの、入っていないもの。

まだ乾きが足りないもの、いろいろ五感を働かせては

選別していくのもいい経験になった。

残りは順に乾いたら脱穀、唐箕、籾殻を外して

玄米へと目指す、お米の旅路はまだまだ続く。




2021年12月8日水曜日

稲刈りを終えて

11月最終日に無事なんとか全てを刈り終えた。
最後の5分の3程の面積は1人で黙々と。
これが何と、途中から誰から教わるわけではなく、
なぜか、手際が急によくなってスイスイ進む。
稲を結ぶ感覚もそうだ!とばかりに普段のクラフト作りの感覚が
手を通して導いてくれる。
肝心の田んぼに入っている足はというと、
これもまた、今年の春からマイペースながらに続けている一本歯下駄の
効果なのか、稲刈り後の筋肉痛とやらが全くない。
来年には、こうした方がいいなと言ったような気づきも、いくつか見えて
早くも来年が楽しみなお米作り20021となりました。





 

2021年11月18日木曜日

2年目に初収穫

 瑞穂の休耕田の草刈りをしたのが6月の頃。

草刈りしたものをかき集める作業に、天真庵の野村夫妻にご一緒してもらい

新米にはちょっと欲張りな面積を暑い中、皆でかき集めた。

その後、根を強く張った蔓などを取り除く作業を店主が地道に、、、。

水を引き、苗も友人から分けて貰ったものを植えた。

植えたと言っても、なかなか植えられず苗も一部病気になっていたりで

諦めた方がいいかもなんて風の便りも届く中、ある1人の方から

「早く植えてあげて、苗も窮屈やわ。大丈夫」

そんなどこか、何かを超えたような力強いことたま。

それに共感して、植える事にかけた。

こちらも数名で田植えしてやっと5分の3。本当に欲張ったものであります。

残りは、励まし合いながら端まで到達した時は嬉しかった。

その後、毎日見に行くと、すくすくと成長してしっかり根を伸ばしている。

病気の部分もありながら元気な部分も見え始めた。

初年度は、あと一息で収穫!と言う時に、猪が見事に食べ尽くして、、、。

迷いながらも、今年は大事をとって電柵を設置。

スクスク、スクスク。

雑草もスクスク、スクスク、、、、!

この除草が思いのほか大変だったのです。

田植えよりもこの除草を来年はやりやすいようにする為の知恵も垣間見れたような。

電柵をしたのもあり、畔の草刈りも数回入れながら、稲穂がどんどん成長している様子。

秋の土用入りを前に、田んぼの水抜きをしようと、畔を数カ所溝いれするも、

高低差がありすぎたのか、うまく水が抜けない。

仕方なく、このままいよいよの稲刈りへ。

ちょうど、近所に移住してこられたご家族にお声かけ、またまた天真庵ご夫妻も

ご一緒に皆で手分けして稲刈り。

水が多いので、畦から小舟を出してそこへ稲を乗せて橋渡し方式!

これはこれでとっても楽しい。

日も暮れてきそうだったので、5分の一の面積をやっと刈り取り

ハザ干しへ。

皆新米の面々が工夫しながらで楽しい学びの稲刈り日和となった。

今回収穫したのは、ささしぐれ。

ササニシキのお父さんにあたる品種で、とても美味しい!

残す5分の4はササニシキが今か今かと刈られるのを待っているよう。


2021年1月14日木曜日

令和3年の大雪


 







今年のお正月は白銀の世界から始まった。

なんとなく予感として、今年の梅はとてもいい実成りをしそうだ。

年々、梅の木たちとの会話も深まり、理屈ではない何かに突き動かされる様な

そんなありがたい感覚に。

春の芽吹きが待ち遠しい。